トゥリーアンドノーフは、一人でも多くのお母さんと子どもたちに、安全で美味しい野菜を届けることを理念とした鳥取県にある有機生産者グループ。
子どものころ、夏休みに食べた祖母の作ったトマトは、身体に染みわたるような美味しさでした。30年以上も前の出来事ですが、思い出すたびに心がじわっと温かくなり、幸せな気持ちになります。
いつしか、自分の子どもたちにも、安全でおいしい野菜を食べさせたいと思うようになり、農業をはじめました。いま、安全でおいしい野菜は人を幸せにすることをあらためて実感し、自分たちが丹精込めてつくった野菜を一人でも多くのお母さん、そして子どもたちに食べてもらい、笑顔に、幸せになってもらいたい。そう強く思うようになりました。
有機野菜をより気軽に、日常的に食べてもらうには、まだ解決すべき問題がたくさんあります。僕たちTREE&NORFはそれらを解決し、この目標を達成するために努力していきます。
代表 徳本 修一さん
露地栽培の小松菜
トゥリーアンドノーフは、野菜の栽培を路地、つまりビニールハウスや栽培工場のような屋内ではない自然の中で行なっています。
これを露地栽培といいます。
路地で栽培される野菜たちは、ハウスや工場のように、野菜が生育しやすいよう整えられた環境によって保護されていないので、雨や風にさらされたり、気温が上がったり下がったり、虫や病気の攻撃を受けたりします。
畑の土に肥料を加えたり、ネットで覆ったりはしますが、つまり、野生に近い状態です。
そのためか、露地栽培の野菜は同じ品種でも味が濃くて滋味深く、その土地の風土が反映され、個性的に育つと言われています。
露地栽培の野菜を食べるということは、自然という厳しい環境で生き抜くための生命力を、そのままいただいているようなものかも知れません。
僕たちが露地栽培にこだわるのは、そんな理由があります。
スーパーや産直市場に並ぶ野菜に「ハウス栽培」「露地栽培」と一つひとつ書いてあるわけではありませんが、トゥリーアンドノーフの野菜はすべて路地栽培です。
例えば、僕たちの栽培した小松菜を食べる時、その小松菜が育った気高町飯里の風景を少しでも感じてもらえたら、嬉しいですね。
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