農家は、食べ物を作っています。
たとえば、素材にこだわった料理人のキッチンの上や、お母さんが作るやさしいシチュー。
そしてそのあとにテーブルに乗せられて、お料理のお皿の上から誰かのおなかに入って行くわけです。
「食べる」ものを作っていることを忘れず、そうやって誰かの笑顔だったり大切な時間だったり、またさらには人の血や肉を作っているという、百姓としてのプライドがあるからこそ、こだわって作っているのです。
ですからできれば私たちが作っている茸がどこへ出されているのか知りたいですし、そういう気持ちを持って料理を作ってくれる料理人や、だれか大切な人に作っている人へ、大切に食べてくれる人へ届けることが出来れば、増島農園の名前を誰も知らなくても、ただおいしい茸だったねと言って頂ければ、それはとても嬉しいことだと思います。
ひとつひとつの茸を「食を大切に考えている人」の手に渡すことができれば、これ以上に嬉しいことはありません。
大切な人から大切な人へ。
その最後の瞬間までを思い、創業から少しずつ少しずつこだわりを重ねて、今の増島農園があります。
そしてその思いはこの先も変わることはありません。
私たちは、茸農家です。
増島農園HPから引用 https://masujimanouen.com/
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